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藤井財務相が昨年末に検査入院していたらしいが、突然に辞意表明を行なった。
第2次補正予算案、10年度予算案に直接関わってきた閣僚が、18日から始まる通常国会を前にして突然に辞職してしまう事は、鳩山内閣にとって大打撃である事は間違いない。
藤井財務相の後任に菅副総理 国家戦略相は仙谷氏が兼務
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100106/plc1001062003011-n1.htm
鳩山由紀夫首相は6日、辞意を表明していた藤井裕久財務相(77)の後任に菅直人副総理(63)を起用すると発表した。首相は菅氏、仙谷由人行政刷新担当相と会談した上で決断した。菅氏が担当していた国家戦略担当相は、仙谷氏が兼務する。
首相は菅氏起用の理由について同日、記者団に「予算を決める際に側面で支えたのが菅氏だった。藤井氏もそう言っていた。適任だ」と説明した。また、人事決定にあたっては民主党の小沢一郎幹事長に電話で報告したことを明らかにした。小沢氏は「これは首相が決めることだから結構です」と答えたという。
藤井氏の辞意表明以降、政府・民主党では後任人事として「22年度予算編成を分かった方がやるのが望ましい」(平野博文官房長官)と、閣僚らの横滑りを検討してきた。また、鳩山首相は18日召集予定の通常国会での予算案審議を最優先事項と考えており、国会答弁が得意な人材として、弁が立つ菅氏や峰崎直樹財務副大臣の昇格が検討された。
一方、財務省内には、予算編成で各省との調整を担った野田佳彦財務副大臣の昇格論があった。さらに、仙谷氏や榊原英資元財務官の名前も取りざたされた。しかし野田、仙谷両氏の財務相就任には「この2人は反小沢色が強い」(幹部)として、小沢氏サイドには、両氏の財務相就任を敬遠する声が広がっていた。
また仙谷氏はこの日、都内での講演で「私が後任になることは99・99%ない」と語っていた。
さらに、鳩山首相周辺は6日、「小沢氏との関係が重要だ」と述べ、野田、仙谷両氏の起用に否定的な見解を示していた。
(産経新聞2010/01/06)
藤井財務相が突然に辞職するという事が明らかとなった。
鳩山達としては藤井財務相の続投を強く慰留していた様だが、辞意の決意は固く続投は不可能と判断した時に、すぐに閣僚より後任候補に数名が上がっていたのだろうか。
藤井財務相が辞意を表明したと同じ様に、鳩山達も突然に辞任を正式了承するとし、後任に菅副総理を起用する事を発表した。
しかし通常国会では、衆参により政府四演説を行なうが、財政演説は財務相が行なう事が当たり前。
通常国会での財政演説は、今年度予算などへの取り組みの姿勢を示しているのではないのか。
深くしっかりと予算編成に関わっていなかった者が、突然に財務大臣に選ばれて、財政演説に立ってくれ、通常国会での予算案審議に応じてくれとして、果たして候補より誰が後任と選択されるのか知らないが、野党からの質疑にしっかりと応じる事が出来るのだろうか。
鳩山は昨年の9月に藤井を財務大臣として選択する時には、当然の事ながら藤井の年齢と健康状況、そして財務業務が釣り合い臨時は勿論、通常国会も確実に勤めてくれるという確信を持って入閣させていたのでなかったのか。
にも拘らず、通常国会を前にして閣僚の要と言ってもいいだろう財務大臣が突然に辞任する事となってしまった。
これって、鳩山の大きな人選ミスにもなるんじゃないのかな。
内閣が発足してから、これといった行動を全く起こしていないし、個人的な問題に関しても完全な説明責任を果たしてはいない。そして、今回の選任ミスまでも発生してしまった。
鳩山はこの責任は取らなくてはならないだろう。さて、いつ内閣総辞職を行い、解散衆議院或いは衆参総議員選挙を行ってくれるのだろうか。
さっさと決めてもらいたいと思えたならないのだが。