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 みんなの党の渡辺喜美は、他政党の行動を一言半句で色々と批判的に表現する事が多いかなと思えるのだが、10日に行われた菅と小沢の会談は面白く表現している。
 
 
 
 みんなの党の渡辺喜美代表は10日の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表に菅直人首相が会談で離党を促したことについて「内閣支持率が下がり気味で、脱小沢路線でやりたいから、党を離れてくれとぬけぬけと言っているような話し」と指摘した。 

 小沢氏に自発的な離党の意思がないことには「党を離れる離れないというのは、われわれには関係のない話。こういうのが国民からすれば野良犬のけんかに見える」と批判した。 
 菅首相が9日の党首討論で、2011年度末までに消費税増税に関する法案の提出を目指す意向を示したことには「消費増税を既成事実化してから国民に信を問うということで、国民の選択肢を封殺するものだ」とし、菅首相の問責決議案の提出を検討することを明らかにした。
(下野新聞2011/02/11)
 
あの会談は、菅は小沢問題を自分は扱いたくないから、自分からさっさと出て行ってくれと思い、小沢に直に離党を願い出ていたんだろうな。
だが、小沢はそんな事聞き入れる気など全くあるわけが無い。
 
菅はそんな事分かっていながら、わざわざ会談を求めて離党を願ったりする。離れて欲しいなんて思いがあるんだったら、本人に離党を求めるんじゃなく党首として除籍を実行すればいいんじゃないのか。
 
だが、菅は「クリーンな政治」を主張していた筈だ。何もせずに、小沢を民主党から放り出すという訳にはいかないだろう。
やはり、党首としても小沢に関する問題をしっかりと解決しなければならない責任がある筈だ。
 
小沢に離党勧告しようが、除籍を実行する事になろうが民主党党首として勝手に判断すればいい。だが、その前に小沢に関する「政治とカネ」の問題を解決する為の証人喚問は実行しなければならないだろう。
 
そういった大事な事を無視して、出て行ってくれ、出て行かないと言い合っているだけでは、渡辺の言う通り、正しく「野良犬のけんか」と見られても仕方がないんじゃないだろうか。
 
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