思い、そして感じた事をそのまま
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
菅は、2日前の首相会見を自分を保護する為に利用していたんだな。原発などから責められる事を、少しでも避けようとして。
だからあの時の発言は、全て自分の思い付きであり、単なる言い訳。しかも自分の責任は、現在だけにあり将来には無いとまでしている。
この会見には、閣僚達もさすがにじっとしては要られなかったのだろうか。一応批判する声が結構出ているみたい。
「脱原発」社会を目指すとした菅直人首相の発言を巡って15日午前、閣僚から批判や苦言が相次いだ。中野寛成国家公安委員長は同日の閣僚懇談会で「閣僚は話を聞いたことがない。首相の真意、発言内容について説明していただきたい」と批判。首相は「自分自身の決意を述べておく時期ではないかと考えた」と釈明した。閣僚懇では原子力政策について話し合う閣僚会合を求める声が上がり、枝野幸男官房長官が来週前半に閣僚懇を開く考えを示した。
これに対し、野田佳彦財務相は15日の記者会見で、首相発言について「個人の考えとして話したと受け止めている」と述べ、「脱原発」が政府方針ではないとの認識を表明した。
大畠章宏国土交通相も「首相の個人的な考え方をまとめた」と指摘。玄葉光一郎国家戦略担当相は「原発ゼロにするなら、核燃料サイクルも含めた大きな議論が必要になる。短兵急に出すものではない」と述べた。
一方、細野豪志原発事故担当相は「新規に原発を造るのは極めて難しい状況だ。原発依存度を下げるのは政策論ではなく現実論だ」と理解を示した。首相に近い北沢俊美防衛相は「首相が国民に訴えたことを真剣に議論するのは当たり前だ」と擁護。江田五月法相も「国民に問題提起した。方向性は正しい」と語った。
(毎日新聞2011/07/15)
中野国家公安委員長は、菅からは何も聞いていない。菅の真意、発言内容の説明を求めている。だが、あの首相会見での菅は「脱原発」に関し、何らかの発言をするだろうと閣僚達は予想は出来ていたんじゃないのか。
後から、いちゃもんを付けるのでは無く、会見が行われる前に菅からどの様な発言を政府の代表として行うつもりであるか、一応の確認は取っていれば良かっただろう。
菅と同じパターンで、この発言に自分は関係無い。菅首相が行った発言だとして、一人の人物に責任を押し付け様としているだけだろう。
野田は正直だ。菅は「個人として会見を行なった」と語っている。だが、その事に関する批判は何もしなかったのだろうか。
あそこは、菅が「個人として会見」をする場では無かった筈だ。個人では無い、政府のトップである首相として会見を行なう場であり、あの場での首相の発言には閣僚の意思も込められていなければならなかった筈だ。
あそこは、菅が「個人として会見」をする場では無かった筈だ。個人では無い、政府のトップである首相として会見を行なう場であり、あの場での首相の発言には閣僚の意思も込められていなければならなかった筈だ。
首相会見という場で、個人として利用した菅を、見せ掛けであろうと、内閣の一員として強く批判する事が当然の事だろう。
なのに、野田にはその様な意識など全く無いのか。しかも、「個人の会見」と認めるだけでは無く、簡単に「脱原発」は政府の方針では無い、と発言している。
なのに、野田にはその様な意識など全く無いのか。しかも、「個人の会見」と認めるだけでは無く、簡単に「脱原発」は政府の方針では無い、と発言している。
菅の将来の社会像とは異なり、政府には「原発依存度を下げて行き、原発の無い社会を実現する政策を行う意思など無い」としているのか。野田は、菅の発言は単なる理想に過ぎないと、言い切っている。
この様に適当に批判しながら、責任無視している閣僚もいれば、もろに擁護している閣僚も存在している様だ。江田や北沢。
「国民に訴えた」といっているが、菅は一体何を訴えたんだろう。自分がやるといったのでは無く、新しいエネルギー政策に関し語ったのでも無く、将来の社会に関して単に理想を語っただけだろう。
その理想も、単なる場当たり的なもので、全く真剣な事では無い。会見では、首相として語っておきながら、あっという間に「個人の発言」だと自ら言っているのだから。
そして、細野も北沢や江田と同じ様に批判では無く、擁護する発言を行なっている。
細野豪志原発事故担当相は15日の記者会見で、菅直人首相が「脱原発依存社会」を目指すとの考えを示したことについて「これだけ大きな事故が起きているので原発を新規につくることは極めて難しい。ある程度の期間で見るならば原発に対する依存度は下げざるを得ない。政策論というよりは現実論だ」と指摘した。
(産経新聞2011/07/15)
細野は菅が言った事を現実論というが、原発依存度を下げて行き、無い社会とするには原発に変わる電力エネルギーをどの様に確保していくのか、重要な事をしっかりと示さなければならない。
だが、菅は単純に自分の思いついた事を語っただけなんだろ。現実論でもなんでも無い。単に将来の理想を描いているだけだ。何より、現実論だというのであれば、将来がどうのこうのでは無く、現在発生している問題をどの様にして解決していくのか、この事に関し論じ合う事を言うんじゃないのか。
何よりも、現実に発生している事にも、将来にどの様な社会を求めるかに関しても、ちゃんとした政策を作って行かなくてならない筈だ。将来の社会も、それを求める為の政策が成されていなければ、実現するなんて事は不可能だ。
将来に求める事が、何故現実論となるんだろうか。
全く不一致ないい加減な内閣。菅の首相会見に関する、各閣僚の発言などがそれを示している。
PR