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橋下には、どの様な問いにもしっかり答えなければならない。そんな責任感など一切無いんだな。
 
 
 
 大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例が制定されたことをめぐり、8日、条例について橋下徹市長に質問した記者に、市長が激怒する一幕があった。
 
 質問したのは民放テレビ局の女性記者。橋下市長の登庁時の囲み取材で、国歌斉唱を命じる市教委の職務命令の経緯について、事実関係を尋ねる市長の逆質問に答えられなかった記者に対し「勉強不足で取材不足。事実も何も知らない。何も分かっていない」と批判した。
 
 さらに、民間出身で橋下市長と旧知だった大阪府立和泉高(岸和田市)の中原徹校長が、国歌斉唱の際、教職員の口元の動きをチェックして斉唱を確認したことについて記者が問うと、「報道が誤った情報を伝えるから中原校長が社会的に大変な状況になっている。とんちんかんな記者がいろんなことを報道するから」と声を荒らげ、「(記者の会社に)社歌はあるのか。(社歌がないから)こんな記者になっちゃう」と憤りを隠せない様子で、20分以上問答を繰り返した。
(産経新聞2012/05/08)
 
この会見の模様は、ツイートには既に動画がある様にも書かれているが、見つける事が出来たので、見ていたが途中で止めた。見る必要など無いと思えてしまったので。だが、その後には細かくチェックをしてしまったが。
 
毎日放送の記者が国家起立斉唱条例に関する取材を行ったみたいだが、逆に「規律・斉唱」の指示命令を出したのはどこかと詰まらない逆質問をする。そんな事は、一切聞く必要など無い。
 
橋下自身がしっかりと把握している筈だし、記者も府教育委員会が行っていた事はちゃんと理解していた筈だ。故に、それを基とする府教育委員会が出して命令の内容に関して質問を求めていたのではないのだろうか。
 
だが、何故だか「規律・斉唱」命令に関して、記者にしつこく逆質問をした。尚且つ、この命令は教育委員会が各校長に出した事で命令を行ったのは誰ですか、と繰り返し質問をする。
相手記者がその質問に答えようとしても、即座に打ち切る様に同じ質問を繰り返す。答えを求めながら、相手に答えさせようにしているとしか思えない。
 
更に「規律・斉唱」命令は教育委員会が行っている事であり、その管理下にある校長はこの命令に従う職務があるとその場で言い切っている。だが、この発言とは矛盾した発言もその場で行っている。
 
橋下は命令を下された校長達はそれに従う事が職務だとしている。だが、命令された事を各校長がどの様に判断するかは、教育委員会も各校長の判断に委ねていると発言している。
命令に従う事は職務だとしながら、各校長は個人の判断で命令に対しどの様な行動をとるのかを命令を下す教育委員会は委ねているとした。
 
命令達が従う事は職務とし校長達は守らなければ無い義務を強いられているんだとしながら、それを否定するかの様な発言を行っているのだ。同じ場で。
 
非常に矛盾を感じさせる2つの発現の様に思えてならないが。
 
くどくどしく書くが、橋下は教育委員会が管轄下にある校長達は命令に従う職務があるとしながら、校長達は命令された事を個人で判断できるとしている。教育委員会も委ねるとしている。
校長達は命令を下されても、それを校長達が個人でどの様に判断し行動を行うかを決める事が出来るんだとしているんじゃないか。命令に従う事は職務としながら、それを覆す事をその場で発言しているのだ。
 
何よりも「規律・斉唱」は教育委員会と現場の問題だとしている様だが、教育委員会は命令の義務を果たしているだけで、現場は学校教員達は個人の主張などを一切迫害され、ただ市の命令に従う事を義務付けられてしまっている。
 
その条例案の正当性を強く訴えながら、成立させていったのは橋下であり大阪維新の会ではなかったか。
教育委員会に命令の義務を託したのは、紛れも無く橋下であり大阪維新の会ではないか。より、学校教員などに「規律・斉唱」を命令しているのは根本的には橋下であり、大阪維新の会の筈だ。
 
国歌起立斉唱条例を作成し可決したそんな自分達の存在は一切消し去り、自分達が義務付けた「規律・斉唱」を、教育委員会と学校教員者達の問題として片付けようとしている。国歌起立斉唱条例に関する自分達の責任を一切無視している事になるのではないか。
 
そして、記者と自分は対等にあると発言している。だから、記者がこちらの質問に答えなければ、こっちも答える事は出来ないと言い張る。
 
この問いに対し、記者は「命令を一律にかわせる理由」を問うている様だ。この問いには一切答えようとはせずに、ただ同じ質問を繰り返し、記者の更なる問いを避けようとしていたとしか思えない。
 
橋下は命令された校長達は、自分の判断によりどの様な行動を行うかの判断が許されていると発言している。この事に関する問いではないかと思えるのだが、何故答えようとはしなかったんだろう。
 
自分が記者の質問に答える義務が無いのは対等だと主張するが、対等とはどういう意味なんだろうか。「相対する双方の間に優劣・高下などの差のないこと。」とされている。また「同等」ともされている。同等とは「程度・等級などが同じであること」また「資格・技量が同じである・こと」とされている。
 
この中で資格とは「あることを行うのに必要な、また、ふさわしい地位や立場」とされている。記者には取材などによる情報収集と公開の資格があるのかもしれないが、橋本市長と同じ様な一つの自治体を仕切る資格など有る訳が無い。
 
故に、記者はあらゆる者、或いは場所から情報収集の一つの義務を持っているのだろうし、橋下など一つの行政を仕切っている者はその地域に暮らす人々への情報公開の責務がある筈であり、取材を求める者達に対してはあらゆる質問に答える責務を負っているのではないのだろうか。
 
自治体の首長と一人の記者が対等の立場にあるとは到底思えない。
 
なのに、自分と記者は対等な立場にある。更に、ここは議会では無いから自分は「答弁の義務を負っている訳ではない」と発言している。情報を収集して公開する役目を負っている者と、情報公開の義務を負っている者がどうして対等の位置にあると言い切るのか、理解できない。
 
記者はあくまで取材する立場にあり、自治体の首長である橋下は自分が成立させた条例案などに関する質問には情報公開及び説明政権を実行する為に的確に答える義務がある筈だ。それを無視し、答える事を徹底して拒否していた。
 
橋下は大阪市に暮らす人々に対する情報公開と説明責任を拒否し、完全に無視していた事になるのではないか。この行為は、一人の記者に対する事では無く、大阪市に暮らす人々に対する説明責任の放棄になるのではないのか。
 
自治体の首長である者が、この様な行為を行う事が果たして許されていいのだろうか。
<p>
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コメント
無題
この記者も、そしてあなたも勘違いしているのですが、「規律・斉唱」命令は「委員会から校長」ではなくて「委員会から全教員」に出された"命令"です。
さらに勘違いしているようなので補足を。

>命令された事を各校長がどの様に判断するかは、教育委員会も各校長の判断に委ねていると発言している。
そんなことは言っていない。
「規律・斉唱」命令が守られているかの”チェック方法”は各校長の判断に委ねていると発言しています。

校長が判断してどうこうっていう段階はとうの昔に過ぎている。
委員会からの全教員に命令が出ているので、守ることは当然で
ちゃんと命令を守っているかどうかの"チェック方法"がここでの争点になっているんです。
【2012/05/24 17:06】 NAME[通りすがり] WEBLINK[] EDIT[]
無題
お返しのコメントが遅くなってすいません。確かに委員会から全教員に出されています、と同時に准校長及び校長へも出されています。

橋下は次の様に語っていますよね。職務命令は出した。だが、判断は各校長に委ねる。全教員に規律と斉唱を守らせるかは、校長の判断に委ねると、語っていると思われます。

委員長から校長達に出された職務命令には、「入学式及び卒業式等において国歌斉唱を行う際は起立により斉唱するよう教職員に通達を行ったが、校長または准校長からこの趣旨を徹底するよう職務命令を行うこと」とされています。これに関してだと思いますが、橋下は委員会は、職務命令の判断は各校長のマネジメントに任せているとしています。

ですから橋下は、全教員に規律と斉唱を守らせるかは、校長の判断に委ねると、語ったんじゃないでしょうか。

教員への職務命令は、最終的には校長の判断に任されていたと思われます。
【2012/05/29 12:03】 NAME[とくのすけ] WEBLINK[] EDIT[]


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