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 昨日、民主の岡田は突然に09年の政権公約は見通しが甘かったとして、陳謝をした。だが、その真意は。
 
 
 
 民主党の岡田幹事長は21日の記者会見で、2009年衆院選の政権公約(マニフェスト)について、「政策の必要性と実現の見通しについて検討が不十分だった。見通しの甘さを国民に率直におわびしたい」とした文書を発表し、公式の場で初めて謝罪した。
 
 岡田氏は同時に、菅首相の「退陣3条件」である特例公債法案の成立に向け、野党の協力を求めた。岡田氏は、22日に予定される民主、自民、公明3党の幹事長会談で同様の対応をとる考えだ。

 岡田氏は記者会見で「震災復興に必要な予算措置と比べ、マニフェストの政策がより重要なのかという視点が必要だ」と述べ、政策の実現に優先順位を付ける意向を強調。8月上旬までに、マニフェスト検証の総括文書を党内で取りまとめる考えも示した。

 自民党は特例公債法案への協力の前提として、公約の中心である子ども手当などの「バラマキ4K」の誤りを認め、撤回を求めている。岡田氏の謝罪表明は、自民党の大島理森副総裁と協議のうえで行われたとされ、「特例公債法案成立に向けた秘策だった」(民主党中堅)との見方が出ている。岡田氏は記者会見に先立ち、自公両党幹部らに謝罪に関する文書の内容を伝えた。
(読売新聞2011/07/21)
 
政権公約には、色々な事が書かれてある。だが、これらは政権交代する前から、国会で政府の政策に対抗して打ち出し、長く、そして強く主張していた事ばかりなんじゃないかと思うんだが。
 
まして、政権交代を求め、政府の権力を得ようとするからには、当時の財政状況などしっかりと検討しきり、その上でどの様な政策を行っていくのか判断をし、公約を作成しなければならなかったろうに。
 
当時の民主は、ただ政府の権力を持ちたい、という意思だけで活動していたんだろうし、交代したとして実際にどの様な政策を行っていくのか、何も考えていなかったんだろう。ただ前政権を批判し、対抗する事だけを公約として訴えていたのだろうから。
交代をしてから、実際にどの様な事をやっていけばいいのか、出来るのかなど全く意識していなかった。

そして何も計画性が無かった為に、交代した後には公約に訴えていた事は実際には何も出来ない為に、何も改める事なく時が経ってしまったんじゃないのか。日本の経済・財政状況を悪化させながら。

あの公約は間違っていたと、多くの者から批判されている。その事を認める事は当然の事だろうし、間違った行為を行った事を謝罪するのも当然だろう。
 
だが、どこまで真剣に謝罪を行なったのだろうか。3次補正には絶対必要とされる「特例公債法案」を成立するには、野党の協力がなければならない。故に、この謝罪と同時に法案成立への協力を求めている。
 
本当に国民に対する謝罪の意思があったなら、野党幹部に先に知らせてでは無く、まず国民に向けてその意思を明らかとする事が、当然ではなかったのか。
 
岡田はその様な事を行なってはいない。ただ野党の協力を得たいと意識しただけであり、国民に対してはパフォーマンスではなかったのか。真に謝罪の意を国民に示しているとは思えない。
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