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橋下や維新の会の者達は、大阪交通道路組合からの内部告発があったとして、昨年の大阪市長選挙に労組が政治介入していたと激しい非難を繰り返していたが、告発された情報が捏造である事が明らかとされた。
 
 
 
 大阪市交通局は26日、昨年11月の大阪市長選を巡り、同局の労働組合が平松邦夫前市長への支援を求めた職員リストを、同局鉄道事業本部所属の30歳代男性非常勤嘱託職員(非組合員)が捏造していたと発表した。
 
 このリストは労組が組織ぐるみで選挙応援したものとして地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹市長)の市議が議会で公表していた。職員は作成を認めていないが、同局は捏造と断定し、偽計業務妨害容疑での告発を検討している。
 
 リストは1867人分の職員名が並び、職員労組「大阪交通労働組合」(大交)が平松前市長支援のため職員に配布した「知人・友人紹介カード」の回収状況をチェックする欄があり、欄外には「(紹介カード提出に)非協力的な組合員は今後不利益となる」と記されていた。
 
 リストは、維新の会の杉村幸太郎市議が2月、「内部告発者から提供を受けた」と公表したが、大交は「事実無根」と否定。維新、大交双方が私文書偽造などの容疑で刑事告発していた。
 
 このため、同局で調査したところ、リストにある「非協力的」「友人紹介活動」などの文言五つ全てが入ったファイルを操作していたのは、この職員のパソコンだけだった。また、このパソコンの履歴に、嘱託職員のIDとパスワードで人事データに1月20日にアクセスした記録などがあったという。さらに読売新聞の取材で、この職員は杉村市議に内部告発した職員と氏名が一致していることも判明した。
 
 この職員は昨年5月に1年契約で採用され、庶務担当の補助をしていた。同局の調査に当初は捏造を否定したが、解析結果を示した上で追及すると、あいまいな説明をしているという。
(読売新聞2012/03/27)
 
 
 大阪交通道路組合が作成したとする推薦人紹介カードの配布リストの存在は維新の会の杉村幸太郎市議より公表された。これにより、維新の会及び橋下は労組は大阪市長選に政治介入していたと激しく非難を繰り返していた。
 
杉村市議は労組の者から紹介リストに関する情報を得たとして、労組は選挙活動に政治介入していたんだと確定し、激しく批判を繰り返していた筈だ。そして確定していたからには、配布リストが配られてた事は間違いは無いと確認をし、労組が選挙活動への政治介入を行っていたと訴えていたのだろう。
故に、2月7日の杉村市議のブログには「これを出せる方々は少数の管理職に限られております。誰もが、いとも簡単に作製できる様な物ではありません。
誰が、何の目的で、データを流用したのか?ということで当局の情報管理責任問題はどのみち免れません。」とし、「しつこい様ですが、物自体は確実に存在しますし、何処かの誰かにガセネタを掴まされたという訳ではありません。大いなる疑惑を追及するのが、我々の使命であります。」そして最後に「必ず、誰か上層部の人間の中に、その者は、いるはずです…」と書かれてある。
 
政治家としての責任には、誤った訴えを行ってはならない事も含まれているのではないのだろうか。誤った行為を行う事により、政策などを間違った方向へと向ける事を行ってはならない。
その認識があったのなら、提供された情報を鵜呑みにするのでは無く、正確な情報か否かをしっかりと確認していただろうし、ブログにも内部告発に関して「必ず、誰か上層部の人間の中に、その者は、いるはずです…」と書いたのではないだろうか。
故に橋下も杉村市議の公表した配布リストを正しい物と認識し、激しい非難を行っていたのだろう。
 
対し、労組は杉村市議が公表した配布リストは偽造だと主張していた。だが、橋下達は労組は嘘を付いている、自分達の行った行為を認めようとはしないと更に激しい非難を繰り返していたのではなかったか。
 
橋下や維新の会の議員達は杉村市議が公表した内部告発は絶対に間違いは無い事実としていた筈であり、公務員でありながら市長選に政治介入を行っていたとして激しく非難を繰り返していた。犯罪行為を行ったいたんだとしていたのではなかったろうか。
 
だが、杉村市議の公表した内部告発は捏造だった事が明らかとなった。と言う事は、杉村市議及び橋下は告発された配布リストが正しい事であったか否かの確認は一切行わず、ただ労組を責める道具として利用していた事となるのではないか。
 
杉村市議は3月26日に内部告発が捏造だった事が明らかとなった後になって、告発された情報の入手ルートなどの確認を行おうとしたらしい。となれば、告発された時点では何も確認は行っていなかったのではないのだろうか。告発された時点で、しっかりと確認を行っていれば、その時点で告発された情報は信じるべきか否かを確認できていた筈だ。
だが、正しい情報か否かの確認を全く行う事無く、労組は犯罪行為を行ったと責める為の道具として利用していた事は間違いない。
 
内部告発が捏造だと明らかとなった事に関し、橋下は、
 
 
 
 大阪市交通局の嘱託職員(31)が、昨秋の市長選を巡り、前市長への支援を求める職員労組名義の職員リストを捏造していた問題で、橋下徹市長は27日、「客観的な証拠から、内部告発者が捏造した高い蓋然性が認められる」と述べ、この嘱託職員が大阪維新の会(代表・橋下市長)市議団に内部告発したとの見方を示した。
 
 市役所で報道陣の取材に答えた。橋下市長は、事実経緯などから嘱託職員と内部告発者が一致している疑いが強いと維新市議団から報告されたことを明らかにし、「維新は内部告発者と職員が同一だと見ている」と語った。
 
 維新が捏造されたリストを市議会で公表したことについては、「捜査機関と同じだけの容疑を裏付けてからじゃないと質問もできないなら、役所の追及はできない。維新の指摘で市が調査し、組合のぬれぎぬを晴らした。何の問題もない」と述べ、擁護した。
 
 問題の嘱託職員はこの日も同市西区の交通局本庁舎に普段通りに出勤。同局の担当者が前日に引き続き、動機面などについて事情聴取を行っている。
(読売新聞2012/03/27)
 
自分や維新の会の市議などは「組合のぬれぎぬを晴らした。何の問題も無い」としているが、組合は犯罪行為を行っていたんだと、犯罪者扱いを行っていたのではなかったか。それが市の調査により、大きな間違いだったと明らかとされた。
橋下達は、何ら確定する確かな情報を得る事無く、組合に大きな濡れ衣を着せていた事は間違いない。組合は完全な犯罪行為を行っていたと主張していた筈だ。
 
もしも市の調査による配布リストが捏造であった事が明らかとならなければ、労組は犯罪行為を行ったとして汚名を長く被せ続けられる事となっていたのかもしれない。こういった行為を行った事に、自分達には何ら問題は無いと言い切っている。
 
また、「捜査機関と同じだけの容疑を裏付けてからじゃないと質問もできないなら、役所の追及はできない。」とも発言しているらしいが、捜査機関も市役所も同じ役所じゃないのか。その首長が橋下だろう。
市役所で内部告発が取れないと言うのであれば、自ら捜査機関に依頼し、容疑の確認を求めればよかった。だが、その様な事は行ってなどいない。故に、労組には犯罪行為を行っていると確信を持っていたのではないのだろうか。
まして、橋下達は犯罪行為を行ったとして質問など行わず、ただ自分達が訴える犯罪行為を強引に追及していたんじゃないのか。
 
この行為には大きな問題があると思えてならない。橋下は組合は犯罪行為を行ったと一方的に主張していたと同じ様に、それが大きな誤りだったと明らかとなりながら、自分達の行為に何も問題は無い、責任は無いと一方的に主張する。
敵視する相手には強引に責任を被せようとするが、自分達の行為が大きな問題だと明らかとなっても認めず、自分達は何も問題行為を行ってはいないと主張する。
 
どこまでも都合のいい、無責任な者達だと思えてならない。
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