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28日より鳩山総理への代表質問が始まり、午後1時より自民党の谷垣総裁、西村議員、公明党井上議員による質問が行なわれた。

これらの質問に対し、鳩山総理は「答えた」と言うよりも、ただ「言い返していた」といった感じなのだろうか

谷垣氏「鳩山内閣はご都合主義」=普天間見直し批判-衆院代表質問

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2009102800476
 鳩山由紀夫首相の就任後初の所信表明演説に対する代表質問が28日午後、衆院本会議で始まった。最初に自民党の谷垣禎一総裁が質問に立ち、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に関し「鳩山内閣では約束違反・言行不一致が見受けられる。政権を取ったらがらりと変わるご都合主義が許されるのか」として政府の姿勢を厳しく批判。公約が実現できないときには責任を取るよう求めた。
 首相は答弁で、「マニフェストは国民との契約だ。もし4年たって、国民の多くから政策を達成していないと思われたら当然、政治家として責任は取る」と表明した。
 自民党総裁が野党として質問に立ったのは1994年の河野洋平氏以来、15年ぶり。谷垣氏は冒頭、衆院選敗北について「常に与党という慢心があり、政権運営にそのおごりが表れていた」と反省した上で、「民主党に将来を託すのは非常に危険だ。国会審議を通じて国政をただす」と決意を示した。
 首相演説について、谷垣氏は「『マニフェスト』の文字が一言もなかった」と疑問を呈し、政権公約が達成できない場合、「どう責任を取るか」と迫った。
 経済財政運営では、民主党が公約で、行政の無駄遣い削減で9.1兆円の財源をねん出できると明記していた点をとらえ、「そうであれば現段階で国債増発の議論など出てくるはずはない」とけん制。同時に、「自民党は消費税を含む税制抜本改革の道筋を先の通常国会で法制化した」と強調しつつ、「財政健全化への姿勢が全く見られない」と批判した。
 外交面では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設見直しを検討していることを問題視。「一歩間違えば日米の信頼関係に亀裂が生じ、安全保障政策が立ち行かなくなる」と危機感を表明した。さらに、首相の献金虚偽記載問題について「国民が納得する説明」を要求した。 
 28日は谷垣氏に続いて自民党の西村康稔政調副会長、公明党の井上義久幹事長が質問に立つ。
(時事通信2009/10/28)

9月16日より鳩山内閣が始まり、1月半程経過するが、この内閣は、この間にどの様な政策を行うと示し、実行しているのだろうか。

民主党は、実行するという自信を持っているからこそ衆議院選挙により、我々国民に対し政権交代を行なった時にはマニフェストの内容を実行するという「契約」を行っていたのではないのだろうか。

だが、いざ内閣が活動してみれば、政策に関しては非常に消極的だ。今回の臨時国会に関しても、その日時も非常に短く、マニフェストに関わる法案も殆ど無いのではないか。

更に、野党の頃より激しく強調していたのが「悪官僚」であり、鳩山内閣は「脱・官僚」を主張し、マニフェストには「天下りの根絶」と記している筈だ。
にも拘らず、この内閣は、堂々と複数の天下りを行なっている。

中央集権体制を抜本的に改め「地域主権国家」へと転換するとも記しているが、逆に中央集権体制をより強めようとしている様にも思わせる行動を行っているのではないのだろうか。

沖縄米軍基地に関しても、防衛、外務、総理の発言がバラバラとなっており、非常に不安定な状態なのではないのか。
この内閣に、この問題を解決しなければならないと言う強い意思は、本当にあるのだろうか。

マニフェストには、更に多くの内容が記載されており、内閣が活動してから何も政策が実行されていなかったではないか。
そして、この間には補正予算の無駄排除などしか行なわれておらず、マニフェストに記載されている事を、内閣はこれからどの様に行なうのかを具体的に、しっかりと説明してほしいと求めていたのではないかと思うのだが。

鳩山は、時には感情的に「言い返すように」原稿を読んでいた様だ。そして、その原稿を作成したのは、鳩山本人では無く、官僚の可能性が高いのかな。

今度は答弁「参考資料」作成指示 官邸、答弁メモに代わり

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102801000796.html
 首相官邸の内閣総務官室は28日までに、各党代表質問に対する鳩山首相らの答弁の「参考資料」を作成するよう関係府省庁に指示した。

 平野官房長官は、そのまま読めば答弁になる「答弁メモ」の作成指示については「政治主導の点で好ましくない」として27日に撤回させたが、参考資料の提供を受けたことは28日の会見で認めた。答弁メモと参考資料は体裁が異なるだけで実態は変わらないとの指摘もあり、「政治主導」の中身が問われそうだ。

 複数の府省関係者によると、参考資料作成の指示は27日深夜から28日未明にかけて口頭で出された。自民党の谷垣禎一総裁らの代表質問項目を、総務官室が雇用対策や財政など内容ごとに担当府省へ振り分け、それぞれ参考資料を要求。過去の政権と同様に3時間以内に回答するよう求めた。

 総務官室は答弁メモ作成の際は「首相にふさわしい格調高い表現」を要請したが、参考資料作成に当たっては個条書きにして1項目につき数行程度にとどめるよう求めたという。ただ複数の関係者が「ほとんど答弁そのものだ」としている。
(共同通信2009/10/28)

谷垣総裁は、代表質問の中で「所信表明演説を拝聴させていただきました。『友愛』政治から国政全般までご自身の言葉で語られた演説であったと敬意を表しますが、情緒的に過ぎ、理念先行、具体像は全く見えてこないという感は否めません」と語っている。

谷垣総裁の言葉は、正しいのではないのだろうか。全く政策を行なおうとしていない内閣に、問われて答えれる訳は無いだろうし、メモ作成を指示された官僚も、どの様な政策を行おうと知る事が出来なければ、ちゃんとした「答弁メモ」など作成できないだろうから。

鳩山は、国会を終えた後に「政権を取ったらすぐに君子が豹変(ひようへん)したかのように言われたが、(私は)君子でもありません」と発言しているらしい。

だが、儒教では君子とは政治を行なう者、とされているみたいなんだけど、自分が総理大臣である事を、自ら否定しているのだろうか。

 

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