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現在も野党やマスコミなどに躍起に騒がれている郵政問題は、1月に鳩山前総務相が日本郵政の「かんぽの宿」に突然のいちゃもんを付けた事からだったろうか。
だけど、鳩山前総務相は実際には「かんぽの宿」の事など全く真剣には考えてはいなかったろうし、郵政民営化といった事も「どうでも言いや」といった感じで業務を行っていたのではないのだろうか。
田原総一郎の政財界「ここだけの話」で3月19日と6月11日に鳩山邦夫と郵政に関わる記事を書いているが、それを読めば鳩山邦夫総務大臣という人物が、いかにいい加減な気持ちで総務大臣という業務を行ってきてくれていたのかと思わされてしまう。
また、マスコミも鳩山邦夫の行動の発言や、行動の本当の意味などしっかりと把握していたのではないのだろうか。にも拘らず、何も報じようとはせず、鳩山の行動を煽るようにいいように報じてくれていたものだ。
もしかすると、鳩山邦夫といういい加減な奴の行動などに欺かれていた国民が意外といたのではないのだろうか。恥ずかしい事に、自分のその一人なのだ。
急いで、かんぽの宿の事なども調べてみれば、オリックスと締結した時点での一括での全国の宿70施設と社宅9ヵ所の純資産は、帳簿上は141億となっているらしいが借金を差し引いて93億となっていたらしい。
これをオリックスが109億で買収するという締結を行っていたらしいのだ。
日本郵政のサイトの中にも、株式譲渡契約締結日として平成20年12月26日が表示されている。
なのに、鳩山は、何故だか突然にいちゃもんを付けて、結局は破綻にしたのではないのだろうか。
更に、3月1日には「かんぽの宿」に関する総務省独自の不動産鑑定により、70施設と9社宅の資産価値は約250億円だったと明らかにした。そして「経営を黒字化していけば、鑑定評価は更に高まっていく」といって、日本郵政に840億に近い数字での売却を求めていくと発言したらしい。
可笑しくないか。「かんぽの宿」は、すでに郵政民営化より5年以内に譲渡か廃止のいずれかが決定されている。という事は、あと3年以内にどちらかを行わなければならない。なのに、何故「黒字化」などという事を考えなければならないんだ。
そして、田原総一郎の政財界「ここだけの話」6月11日の記事では、オリックス宮内CEOへのインタビューが掲載されているが、「かんぽの宿」を買わずに済んだ事を嬉しいと表現しているみたい。
世間では「かんぽの宿」の109億円は安いと言われていたけれど、宮内CEOは逆に高いと意識してたみたいだから。ハッキリ言ってしまえば、商品としての価値が無いと考えていたのでしょうか。
赤字経営の「かんぽの宿」。借金はオリックスとの契約が締結した頃よりも蓄積しているんじゃないんでしょうかね。
何だか、廃止では無く譲渡する事が決っているらしい。果たして、新たに「かんぽの宿」を買おうという民間企業は出るのだろうか。
総務大臣を辞任した後も、何やら好き勝手な事を言っていたような気がするが、鳩山邦夫という奴は我々国民の事など一切無視してくれた、もの凄く呆れた国会議員なんだなと思わされてしまったよ。