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鳩山由紀夫という国会議員は、本当の詐欺師なんだな。
確か、故人献金に関し本人は「説明責任を果たしていかなければならない」といった発言を行っていた筈だが、いつの間にやら「説明責任は果たした」と言い切るようになっている。
説明責任果たした=鳩山代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009070600345
民主党の鳩山由紀夫代表は6日午前、自身の政治資金収支報告書に関する虚偽記載問題について「(6月30日の)記者会見で32人からの質問に対してでき得る限り説明した」と述べ、説明責任は果たしたとの認識を示した。
ただ、「その(会見の)一部始終を国民は見ていたわけではない。できるだけうまく伝える努力をしていきたい」とも語り、さらに理解を得られるように努める考えを強調した。都内で記者団の質問に答えた。
(時事通信2009/07/06)
6月30日の記者会見では、
【故人献金】鳩山会見(3)「代表辞めること考えていない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302043017-n2.htm
--虚偽記載の対象となった人にわび状を送っているが、送っていた時点で虚偽記載が分かっていたと思う。なぜ発表が今日になったのか? 静岡県知事選、東京都議選、衆院選があるが、今回の問題がどのような影響を与えるか
鳩山氏「実際にいわゆる亡くなった方から献金をいただいていたということが新聞紙上で報じられたときに、まったく寝耳に水だっただけに大変驚きました。そしてそのことが報道されておられる方だけなのかということはしっかりとチェックをしなければならないということでございまして、それで時間がかかったわけであります。ご案内の通り、先ほど申し上げましたように、かなりの人数に上っているということが判明いたしました。それに時間が相当かかってしまったということでございます。改めて、たとえば亡くなられた方のご遺族とか、あるいは実際に献金をされていないのに名前が掲載されてしまった方、大変なご迷惑をおかけしてしまったことをおわびを申し上げたいと思います。それから…」
--選挙への影響
鳩山氏「選挙への影響というものに関しては、私としてはご案内の通り、当然、現在民主党の代表を務めているということで影響なしとはしないと思います。それだけに、ただ私自身の性格としてできる限り正確に申し上げて、説明責任を果たしたいと、このように思っておりまして、できるかぎり真摯(しんし)に対応してまいることに努めたいと思っております。選挙への当然、さまざまな影響というものがなしとしないと思っておりますが、できるだけ影響が最小限にとどめられるように努力をしてまいりたい。このように思っております」
(産経新聞2009/06/30)
そして
【故人献金】鳩山会見(3)「代表辞めること考えていない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302043017-n3.htm
平野氏「時間がかかったことについて五百蔵先生、何か」
五百蔵氏「いや、もう本当に今、鳩山さんが申し上げた通り。やはり私ども弁護士ですからちゃんとした調査をしなければいけません。そのときに大ざっぱな調査というのではよくないと考えておりますので、丁寧にやったつもりということになります」
--「幹事長の判断に基づいて行動したい」ということだが、自身としては民主党代表として監督責任の取り方は考えていないか
鳩山氏「先ほど申し上げましたように監督責任、全く知らなかったこととはいえ、監督責任はあると思っております。従ってそのことに関しては今、五百蔵弁護士ともご相談申し上げて、まず間違った部分をすべて修正を申し上げるということからスタートいたし、また一方ではこの全く、これは代表というよりも鳩山個人の事務所の問題であるということで、この事務所の問題としての処理を先ほどみなさま方の前でご報告申し上げたところでございます。私自身当然、責任は感じております。しかし、今、特別のこのような事情によるものでありますので、たとえば代表を辞めるということを考えているわけではありません。むしろ、ここまで民主党党内の結束の中でやってまいりましたものですから、このことをしっかりと反省をしていく中で、また説明責任を果たしていく中で、代表としての責務を果たしてまいりたいと、そのように考えております。
--政治資金報告書は具体的にどういう修正をしたのか。すでに鳩山氏から毎年900万円寄付しているので、1000万円を超えると個人献金の量的制限を超えるが
五百蔵氏「私の方からお答えいたします。量的制限という件については、貸し付けという処理が正しいかなと思っております。そういうふうに修正をいたしました。それから後、間違った献金という方については、収支報告書修正という形で行いました」
(産経新聞2009/06/30)
選挙への影響の部分では、鳩山議員は、我々国民に対して故人献金に関し、出来る限り正しく正確に説明し、説明責任を果たしていかなければならない。
それが、自分の性格だと自ら語っていたのではないのだろうか。
更には、「また説明責任を果たしていく中で、代表としての責務を果たしてまいりたいと、そのように考えております」とも、発言している。
にも拘らず、今になって、この会見の時点ですでに説明責任を果たしていたなどと言いまくる様になっている。
これは、一体どういう事なんだ。最初から説明責任など果たす気も無く、あの様な発言をしていたという事か。我々国民を騙していたとしか思えない。
民主党の幹部の連中も、躍起になって鳩山を庇っているようだが、民主党には本当に国民に対する責任感といった意識が無いのか。
そういったものがあれば、自ら発した言葉は全うしようとする事が当たり前だろう。なのに、そんな事しようとはせずにコロッと言葉を変えて、一気に終点に向かわせようとしている。
我々国民を完全に無視しているとしか思えない。
「ふざけるな!」としか言い様が無い。
民主党は「国民の生活が第一」などとアピールしているが、もうこれは完全な出任せだな。更には、民主党そのものが、詐欺の集団としか思えなくなってきたよ。
民主党鳩山代表の故人献金の事で、幹事長である岡田議員は面白い発言をするもんだね。
自民党などにも疑惑があるが、その中で鳩山代表だけが、疑惑に関ししっかりと説明責任を果たし、謝罪を行なったと発言しているらしいのだ。
「謝罪したのは鳩山氏だけ」民主・岡田氏が反論
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090704/stt0907041956014-n1.htm
民主党の岡田克也幹事長は4日、鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書虚偽記載問題について、与謝野馨財務相の迂回(うかい)献金疑惑などを念頭に自民党側よりも鳩山氏の方が説明責任を果たしていると主張した。
岡田氏は富山市での記者会見で「自民党にも疑惑があるが、非を認めて謝罪したのは鳩山氏だけだ」と述べた。
同時に「私は鳩山氏の説明で納得した。党常任幹事会で違う意見を言う人はいない」と強調。次回常任幹事会で鳩山氏から説明を受け、この問題をめぐる党内議論を終える意向を示した。
(産経新聞2009/07/04)
民主党の方々が、鳩山代表のか発言をどの様に理解しようと、そりゃあなた達の勝手ですよ。
ですが、殆どの国民の方々は、鳩山代表の発言に説明責任が果たされているなどと思ってはいない事は間違いないでしょう。
逆に、強い不満を感じている方が多いのではないのでしょうか。会見で、いい加減な説明をされた後から、新たな情報が色々と出てきましたらね。
岡田幹事長さん、鳩山代表はあなたのお仲間ですから庇おうとする気持ちは分からないでもない。だけどあの様な、いい加減で、どう考えても出鱈目としか思えない説明で、よく「納得」出来た、などと発言が出来るものだな。
岡田幹事長という者の心理が、全く理解できない。
6月15日、突然に民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書より、驚いた事に既になくなっている方が個人献金者として掲載されている事が明らかとなったのだ。
この当時は5人だったが、その後には更に故人による献金が多く行われていた事が段々と明らかとなっていた。
これは一体どういうことなのか、誰もが鳩山由紀夫代表本人に明らかとしてもらいたい。そう思っていたのではないのだろうか。
その本人が、6月30日やっと記者会見を行い、この訳の分からない故人献金に関して説明を行なってくれたらしい。
鳩山氏の会見要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2009063001067
民主党の鳩山由紀夫代表が30日、政治資金の虚偽記載問題に関して行った記者会見の要旨は次の通り。
鳩山氏 報道の指摘は基本的に事実だった。ほかにも事実でない記述が見つかった。誠に申し訳なく、ご迷惑を掛けた関係者、国民に深くおわび申し上げる。
会計を任せていたのは、長きにわたり尽くしてくれた、信頼していた秘書だ。わたしに対する個人献金があまりにも少なく、「分かったら大変だ」という思いがあったのではないか。
(政治資金)収支報告書は訂正するよう指示した。会計担当者は公設秘書を解任し、会計責任者もしかるべく処分したい。わたし自身は、岡田克也幹事長の判断に基づき行動していきたい。
監督責任を感じているが、代表を辞めることを考えているわけではない。しっかり反省し、説明責任を果たす中で代表としての責務を果たしていきたい。選挙への影響はなしとしない。できる限り真摯(しんし)に対応し、影響が最小限になるよう努力したい。
小沢一郎代表代行の問題と今回の問題はやや質が違う。小沢氏は今でも潔白だと信じているが、わたしの場合は秘書とはいえ、やってしまっただけに正直に申し上げ、説明責任を尽くしていく。国民の理解を得られればありがたい。
五百蔵洋一弁護士 会計実務担当の秘書が、亡くなった方、存命の方を含め、収支報告書に事実でない記載をした。その事実を鳩山氏にも会計責任者にも打ち明けていなかった。
秘書が担当していたのは資金管理団体「友愛政経懇話会」。収支報告書の支出は実の支出と思われ、問題は収入における寄付・献金だ。(虚偽記載は)193件で約90人、2005~08年の2177万8000円。原資は鳩山氏個人の金だ。いわゆるヤミ献金、不正な献金は見当たらなかった。
秘書には法律上の刑事罰があると伝え、本人も「申し訳ないことをした。処罰を受ける」と言っている。(秘書の)告訴・告発はこれから検討する。(動機は)保身だと思う。売り上げの下がったセールスマンがそのことを正直に言って、「ほかの人にやってもらおう」となるのを恐れたのではないか。
(時事通信2009/06/30)
鳩山代表は、麻生首相などにはちょっとした事でも「説明責任」と言う言葉を主張し、本人により誰もが納得できる説明をされる事を強く要求していたのではなかったのだろうか。
であるならば、今回の故人献金に関しても、鳩山代表は自分自身が正直に事の粗筋を明かす事により、民主党支持者は勿論だろうがそれ以外の者達にも納得してもらおうとして、説明しなくてはならなかった筈。
しかし、今回の説明によって反民主党の者は勿論だが、民主党支持者も含めて、果たして納得できた者はいたのだろうか。
鳩山代表は、この会見に於いて、故人献金は戴いたものでは無く、自分個人の金が利用されていたのだとしている。それも、鳩山代表の一人の秘書の独自の判断によって行われた事であり、鳩山代表は全く関知してはいなかったとしているが、果たしてどうなのだろうか。
何故なのか、全く説明がされていなかったのではないかと思うのだが、弁護士によれば政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の収支報告書の支出に対し収入が少なかったらしく、その穴埋めに会計事務の担当者であった、一人の秘書が独自の判断により、鳩山代表の普通預金より勝手に引き出し、更に既に亡くなっている方の名などによる虚偽記載を行っていた。
弁護士は、会見で下記の様な発言を行っている。
ー引用ー
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302024016-n3.htm
あるいは『当該団体の収入の不足を、預かっていた鳩山さんの個人資金からの借り入れ、という合法的な形でやればよかったではないか』ということを言いましたところ、ちょっと『ハッ』としたようになりましてですね、そこら辺のところのですね、ちょっと残念ですけれども、処理の仕方というものが十分理解できていなかったのかなあと。いうようにも、判断をいたしております
(産経新聞2009/06/30)
ー引用ー
同じ様な発言を鳩山代表も行い、結局は今回の故人献金は不正な物では無く、鳩山代表の個人資金が一人の秘書により動かされたに過ぎない。と、言っているのかなと思えるが。
だが、そんな事はありえないのではないのか。鳩山代表の大きな個人資金を一人の秘書にそっくりそのまま預けるなんて、ちょっと信じられない。
まして、鳩山代表なんて大物の資金管理団体ともなればかなり大きいだろうし、その収支も半端では無いだろう。その会計をたった一人の秘書に任せているなんて、これもとてもではないが信じられないね。
実際、朝日新聞の記事によれば、
匿名献金が突出 鳩山代表、5年で2億3千万円
http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY200906300349.html
民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書で、5万円以下などの条件を満たす匿名の個人献金の総額が、03~07年の5年間で計2億3千万円に上り、国会議員のなかで突出して多いことがわかった。
匿名の個人献金の処理についても、「故人献金」で今回問題になった公設秘書が担当したという。謝罪会見で記者が「5万円以下の匿名献金も一定額ある」と指摘すると、調査にあたった弁護士は「その部分は終わっていない。調査を続ける」と説明した。
政治資金規正法は、政治家の活動資金に透明性を持たせる観点から、献金者の氏名と献金額を収支報告書に記載することを義務づけている。ただし年間5万円以下、税の控除を受けないなどの条件を満たす小口の個人献金者は氏名や住所を記す必要がなく、「その他献金」として合計のみを記載すればよいとしている。
修正前の03~07年の収支報告書によると、鳩山氏が集める個人献金は年間約5千万~1億1千万円で、与野党の代表クラスの政治家の資金管理団体と比較しても抜きんでている。ここ5代の自民、民主党の総裁、代表経験者と比較しても(表参照)、総額で突出している。
さらに、鳩山氏の個人献金のうち、匿名の小口献金である「その他献金」は03年が約8千万円、04年約4600万円、05年約4千万円、06年約3700万円、07年約2800万円となっている。年平均で約4600万円は、他の総裁、代表経験者の平均約140万円を大きく上回る。03年は少なくとも1500人以上の匿名者からの小口献金があったことになる。
「その他献金」の扱いは法にのっとった処理であり、それ自体に問題はないが、今回の「故人献金」のように実際に献金したかどうか、第三者が直接確認することはできない。
鳩山氏は企業団体献金を禁止して個人献金を推進する立場。税額控除を強化するよう主張もしている。自らの場合は、税額控除の対象とならない匿名献金が多いという矛盾を抱えた格好だ。
(朝日新聞2009/07/01)
穴埋めをしていた一人の秘書は、資金管理団体への収入が少ないと意識した事から行なったと、弁護士及び鳩山代表は発言している筈。
だが、朝日の記事に書かれている匿名の個人献金の総額と鳩山代表と、弁護士の発言がもの凄く異なっている様に思えてならない。
また、弁護士さんは資金管理団体の会計を任されていた秘書が、鳩山代表や団体の会計責任者に打ち明けていなかったと、会見で語っている。
故に、鳩山代表は全く関わりは無いし、一人の秘書が勝手な判断により個人で行なった事だと言いたがっているのかもしれない。
管理団体の中には、ちゃんと会計責任者というものも存在している筈で、政治資金規正法第12条に於いて年の暮れにはこの会計責任者がその年の収入、支出などを記載した報告書を都道府県の選挙管理委員会、或いは総務大臣に提出しなければならないとなっているらしいのだ。
まるで、一人の秘書が資金管理団体の収支報告書を管理しきっていたかのように思わされてしまうのだが、果たしてその様な事が出来るのだろうか。
まして、「友愛政経懇話会」でも毎年の暮れには法に従い、ちゃんと報告書を提出していたのではないのだろうか。
鳩山代表への献金も資金管理団体の収支だと思いますから、決して資金管理団体の会計責任者が年間の収支収入の動きに全く気づいていなかったとは思えないのですが。
ただ、鳩山代表は、会見でこの収支報告書は会計責任者も全く見てはいなかったと発言しているようだが。「友愛政経懇話会」には、もしかすると団体の物では無く一人の秘書だけの収支報告書があったのかもしれない。
何よりも、弁護士さんが会見で語っていたらしいが、「代表からの個人資金からの借り入れ、という合法的な形でやれば」と、気づいたかのような態度を見せたと、まるで相手が子供の様に語っているではないか。
というよりも、強引に故人献金を不正により行なわれたのでは無く、あくまで一人の秘書が個人的に鳩山代表の個人資金を動かし、今回の騒動を巻き起こしたんだよと、強調したがっているようにしか思えない。
そして、何よりも思うのだが、鳩山代表が全く関わりも無く勝手に故人献金などというような虚偽記載などという、政治資金規正法違反行為を行っていたという事は、鳩山由紀夫という政治家にとって大きな傷を付けられてしまった事は間違い無く、その事に非常に強い怒りを感じられているのではないのだろうか。
となれば、その秘書を即座に解雇する事は当然だろうし、と同時に裁判に訴える事も妥当ではないのかなと思えてしまうし、会見でも記者は刑事告訴は考えているかと問うている。
それには鳩山代表は答えず、弁護士が応じた様だが、
ー引用ー
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302056018-n4.htm
私からお答えいたします。当該秘書には法律上のもちろん刑事罰がありうると、むしろあるということは伝えております。本人もそのことを自覚をして、自分が非常に鳩山さん、あるいは本当に鳩山さんを支持してくださる方、それから国民のみなさんに申し訳ないことをしたと。自分はいかようにもその処罰は受けますというふうに申し上げております。告訴ついては、告訴、告発といったらいいんでしょうか、それについてはこれから調査を進める中で私どもも検討いたしますし、別の形で行われるかもしれません
(産経新聞2009/06/30)
ー引用ー
すぐにでも訴えるというよりも、何だか消極的に思えてならないのだが。何故、これから調査を進める中でどの様に訴えるかを検討しなければならないのだろうか。更には、別の形でもと語っている。別の形とは、一体どういう意味なのだろう。
鳩山代表などは、これまで相手側にちょっとでも何かあれば、厳しく「説明責任」を追及してきていた筈だ。
であるならば、故人献金という一つの疑惑が発生している現在、鳩山代表自身が「説明責任」という事の姿勢をしっかりと見せる時ではないのか。
にも拘らず、曖昧な説明だけで、しかも全ての責任を一人の秘書に被せて逃げようとしている感じではないか。
余りにもいい加減すぎる。
だが、鳩山代表自身はこれ以上明らかにはしたくない、或いはしてもらいたくは無いと思っているのかもしれないがな。
一人の若手議員が「大政奉還」なんて発言してからだったんだろうか、「麻生おろし」なんて言葉が活発に使われるようになったのは。
また、自民党内では中堅・若手の議員達は、衆議院選挙での不安感から「総裁を代えてくれ」と言ってるだけみたいなんだけどね。
官房長官が総裁選前倒し論に不快感
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090629/plc0906291239005-n1.htm
河村建夫官房長官は29日午前の記者会見で、自民党内に総裁選前倒しや麻生太郎首相の退陣を求める声が出ていることについて「衆院選前に結束するのが一番大事だ。党内の乱れは自らに降りかかってくる。首をすげ替えただけで国民は本当に理解するのか。『選挙前の総裁選は選挙目当てだ』という批判にどうこたえるのか」と述べ、強い不快感を示した。
河村氏は、自民党役員人事や衆院解散の時期をめぐり党内で観測が飛び交っていることについて「人事権、解散権は首相が適時適切に総合的に判断する」とした上で「(両方とも)首相が公な形で言ったことはない」と語った。
さらに、「首相は政局より政策で進めてきた。引き続きその姿勢を貫きたい」と述べ、北朝鮮船舶の貨物検査特別措置法案や臓器移植法改正案などの法案の成立を優先させるべきだとの考えを強調した。
(産経新聞2009/06/29)
官房長官の言う通り、ただ選挙のみを意識して総裁を代えようとするなんて、選挙を意識しての事である事は間違いないだろうし、と同時に、もしも交代した時には、自民党が政策など全く無視してくれた事も間違いないんだろうなと思わされるんじゃないのかな。
麻生おろしを企んでいる議員達は、政策を重視しているというよりも、自分達が当選する事だけを重視しているんじゃないのかな。
ただ単純に、自分の当選の事ばかりを考えて「麻生おろし」を考えている自民党の議員達。ただ、馬鹿としか言い様がないよ。
と同時に、民主党と同じく我々国民の事など、全く無視してくれている事も間違いないんだろうからね。この議員達は。
また、マスコミや野党も含め「麻生おろし」を騒いでいる連中は、ただ選挙を意識しているだけなんだろうけど、首相は官房長官の言う通り、政局よりも政策を重視しているのではなかろうか。
マスコミや、野党は昨年から何度も勝手にいつ頃に選挙が行われるだろうかとしつこく予想を行ってきていたが、首相はこれまでに一度も選挙に関しての発言は行なってはいない。
6月25日に「そう遠くない日」と発言した時には、マスコミなどは過敏に反応して報道していたが、任期満了日まで2ヶ月ちょっとの期間しかないからね。「そう遠くない日」に行われるだろう、と言っても可笑しくないだろうと思うんだけど。
毎日、選挙だ選挙だとしつこく報じていて、野党だけでなく何故だかマスコミも早期選挙を望んでいるのかなとも思えるようになっているのだが。
さて、いつ頃に行われるようになるのかな。
民主党代表が鳩山となってから、民主党は活発に党首討論を行う事を求めていたのではなかったろうか。
麻生首相は、それを拒否する様な事などは一切無く、積極的に受けていたと思われるし、6月17日の党首討論でも、麻生首相から次回の討論では財源と安全保障で行いたいと言っていたと思われるが。
次回の党首討論は、7月1日に行われる事がすぐに決定されたのかなと思われるが、もしかすると鳩山代表などはあまり乗り気では無かったのかも。
来週の党首討論見送り 民主、予算委開催要求
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062501000738.html
民主党は25日、麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表の党首討論について、7月1日の開催には応じられないと自民党側に伝えた。
民主党の輿石東参院議員会長は記者会見で「擦れ違いばかりやっているような党首討論よりも、予算委員会の集中審議の方が緊急を要する」と強調した。党首討論は水曜日が定例日で、7月8日は主要国首脳会議(G8サミット)で首相が不在のため、次回は同15日以降になる見通しだ。
河村建夫官房長官は会見で「党首討論はもともと野党側の要請でやってきた。できないと言うのはいかがなものか」と民主党の対応を批判した。
一方、25日の衆参両院の予算委員会の理事協議で、野党側は西川善文日本郵政社長の続投問題や与謝野馨財務相への迂回献金疑惑などに関する集中審議を求めたが、与党側は応じなかった。
(共同通信2009/06/25)
前回の党首討論を、鳩山の圧勝などと評する者が多い。だがどうなのだろうか。
麻生首相は財源の重要性の認識を示してから、鳩山代表に財源の見識を問うているのだが、「人の命を大事にする政治」、そして「人の命を大事にする為に財源を投入する」といった事は発言する。
その後も討論は続く、だが、主題は「財源」と言うよりも前回の討論での鳩山代表の発言へと移ってしまっていたのではないのだろうか。しかも、麻生首相の問いに、鳩山代表は何やら浮き足立った様な答え方しか出来ていなかったような感じなのだが。
7月1日の党首討論でも、財源、更には安全保障に関しても積極的な問いが行われる事は間違いない。
その事を、民主党は嫌ったのだろうな。財源は勿論、安全保障もまともに答える自信など無いのだろう。
これまで、マスコミなどはいい様に擁護してくれていたかもしれないが、これ以上財源などで討論を行ってしまっては、絶対に勝てない。例え、昼間の時間帯であっても、多くの視聴者が観ている事は間違いない。
鳩山代表が麻生首相に敵わないシーンを流す事となってしまっては、民主党にとっては大きなマイナスとなってしまうだろうから。
だが、政策の中核でもある財源及び安全保障に関する党首討論を拒否する、という事はどういう事なのだろうか。
本当に自信のある政策を計画しているのであれば、逆に積極的に応じようとするのが当たり前ではないのか。にも拘らず、民主党はそれを避けてしまった。
という事は、一応マニフェストは作っているし、民主党議員達は自信ありげに政策を行うとも発言している。
だけど、もしも政権交代なんて事があって、民主党のマニフェストや議員達の言い分通りいにやられた場合、どうしても増税があるんじゃないかと思えてしまうんだけど。
実際、岡田幹事長なんか6月25日の「朝ズバ」で、もしも政権を取った時には何やら増税も感じさせる発言もしていたようだが。
さて、政権交代をしつこく訴えている民主党だが、どの様な財源を元として、どの様な政策を行おうと考えているのだろうか。
上辺だけでは無く、一度でいいから元から全てを詳しく説明してもらいたいものだ。