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原発停止って、地域経済や住民の生活ばかりに目を向けてたけど、発電所で働いてた人やその周囲で生活してた人達にも大きな影響があったんだな、とも思わされる様になってきた。
中部電力浜岡原発の再稼働問題が争点となった15日の静岡県御前崎市長選は、再稼働の是非について態度を保留してきた現職の石原茂雄氏(64)が3選を果たした。石原氏に投票した有権者は「原発がないと地域経済が苦しくなる」と口々に訴えた。
同市池新田の投票所に足を運んだ50代の男性会社員は「(想定される津波高の)21メートルなんて、学者や国の人は言うけどどこまで根拠があるのか。原発反対派の人は、原発で働いている人の生活がどうなるのか考えてほしい」と話した。40代の男性会社員も「原発はこの町に必要。ないと経済的に大変厳しくなる」と訴えた。
これに対し、小学生の子ども2人がいる30代の主婦は石原氏に投票せず、「地元経済も大事だが、地震が起きて住めなくなったり健康被害が出るほうが怖い」と語った。
石原氏は当選について「批判票というものも重く受け止めるつもりでいる。選挙が終わったので、御前崎の一体化をしっかりやっていきたい。しこりは残したくない」と述べた。21メートルの津波想定については「国から根拠をしっかりと聞かせてもらいたい。21メートルが独り歩きしてしまうことは街づくりにも影響する」と語り、中部電力の対応については「(防波壁の建設を)海抜高18メートルでやっている中で、今になって21メートルと言われても、後出しじゃんけんのようなもの。中部電力と話をして行く中で、対策を取ってもらうしかないだろうと思う」と話した。
福島第1原発事故以降も、原発を抱える自治体の首長選では、脱原発にまでは踏み込まない現職に対して、脱原発などを掲げる新人が敗れるケースが続くが、今回もその傾向は変わらなかった。【平塚雄太、沢田均、山本佳孝】
(毎日新聞2012/04/16)
昨日は「バンキシャ!」だったかなと思うんだが、原発周囲で生活してる人達の生活状況を見せられて、停止された時点からあの人達は大きな影響を受けてたんだなと、初めて気付かされた。
自分は原発とは全く関わりの無い地域で暮らしてるから、ただ電力供給が大きく不足する可能性ばかりに目を向けてたんだが、もっと目を向けなければならない部分があったんだなと思わされる。
だが、原発周辺で暮らしてる人々は既に苦しい生活を強いられてる様になってるんだなと痛感させられた。昨日の「バンキシャ!」なんかでは飲食店の模様が報じられてたと思うけど、お客さんの殆どが発電所に就労する人々で、原発停止されてからお客さんの数が大きく減少し、と同時に収益も大きく減少したとされていた。
という事は、停止により多くの人々が失業の状態にさせられている事になるんじゃないか。こういった人々の生活はどうなっているんだろう。福島県では一部の避難民が批判される様になっている。その中には、福島第一原発に就労していた人々もいるのかもしれない。だが、東電以外の電力会社の原発に就労していた人々は別だろう。
ただ失業状態へ追い込まれるだけだろうし、周辺地域のサービス業なんかにも大きな影響を及ぼしている。
自分の住む地域でも南海地震なんかが発生すると20m以上の津波が来ると言われるようになった。だが、南海地震はいったい何時になったら発生するのか分からない。来年、或いは今年中にでも突然に発生するかもしれない。また、数十年後となるかもしれない。
何れにしろ、突然の南海地震で大津波がやってくるなんて事になったら、例え数十年後でもどうしようもないんじゃないかと思うが。
対応する為のどんな設備を行っていても、決して万全に機能するとはいえないだろうから。
自分達が意識しなければならない事は、大きな揺れと大津波ばかりで原発に関して間接的な意識はあっても、直接的な意識が無かった。周辺地域に暮らす人々と、そうでない人々には原発に対する大きな意識の違いがあったんだなと、凄く痛感させられた。
原発と経済や人々の暮らしの関係なんかに対して、大雑把に見てるだけで、しっかり把握しようと意識してなかったのかなと、思い知らされる。
この記事へのツイート見てみると、「原発がないと地域経済が苦しくなる」を反論的に書く、或いは適当に書いてる者が多数の様だ。直接関係してるか否かで、人々の考えは大きく異なっていくんだなと強く思わされたが。
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