忍者ブログ
思い、そして感じた事をそのまま
[722] [721] [720] [719] [718] [717] [716] [715] [714] [713] [712]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



橋下の政治家としての姿勢が、13日の市議会での発言からハッキリと示されたんじゃないだろうか。
 
 
 
 職員の人事評価の厳格化を目指す大阪市の「職員基本条例案」について審議した市議会財政総務委員会で13日、「市長のお眼鏡にかなう人ばかり集めるのでは」と疑問を呈した市議に対し、橋下市長が「僕の顔色を見て組織を動かしてもらい、後は議会がチェックすればいい」と答弁する一幕があった。
 
 同条例案は先月、市が提案したが、市議会で継続審議となった。この日、共産の山中智子市議が、24区長や局長など幹部の公募制が条例案に盛り込まれていることについて、「側近政治ではないか」と質問したところ、橋下市長は「(職員が)市長の顔色をうかがわなくて、誰の顔をうかがうんですか」と反論した。
 
 橋下市長は条例案の運用について、「(公務員として適格性を欠く職員は)分限処分の制度を積極的に活用していく。メリハリをつけた組織にする」と述べ、市幹部にも方針を徹底するよう指示したことを明らかにした。
 
 橋下市長は委員会終了後、発言の真意を報道陣に問われ、「全体の市民の声を聞き、市政の方向性を示すのは僕(市長)の役割。間違っているなら議会でチェックすればいい」と説明した。
(読売新聞2012/04/14)
 
橋下が発言した「役所や公務員の悪口を言うのが議員の仕事」がすぐに思い出されたよ。この文言は冗談では無く、本音を正直に語っていたんだな。
 
でなければ、市議会という場で「僕の顔色を見て組織を動かしてもらい、後は議会がチェックすればいい」なんて発言など出る訳が無い。しかも、公務の者達は市長の顔色を窺いながら職務をなさなくてはならない。現在、全国の自治体でこの様な主張をする首長は、果たして存在しているのだろうか。
 
完全に住民を無視した発言だ。公務に勤める者達が、本当に見なければならないのは、上にいる者の面なんかでは無い。首長も公務に勤める者も、目を向けなければならないのはその地域の住民達の行政に対する思いじゃないのか。住民達の思いを窺う事により、自治体などの政策をどの様に行っていくのかを決断していかなければならない。
 
公務に勤める者は、ただトップの面だけを窺えばいい。首長は住民の思いをどこまで把握しているというんだ。まして、首長の主張に反論する住民は多く存在している筈だ。ただトップの面だけ窺えばいいと言う事は、完全に民意を無視する行政組織となるんじゃないのか。
 
更にだ、「僕の顔色を見て組織を動かしてもらい、後は議会がチェックすればいい」と発言したらしいが、これでは議会の存在の意義など全くありえないではないか。
 
そして「全体の市民の声を聞き、市政の方向性を示すのは僕(市長)の役割。間違っているなら議会でチェックすればいい」としているが、全体の市民の声をどの様に聞き、受け止めているのだろうか。
 
自分は大阪市の者ではないが、大阪市には橋下の市政に強い不満と反論の意識を持つ人々が多く存在している筈。だが、橋下はあくまでも自分の主張は正しいとして、貫き通そうとしている。自分の市政への反感の声など一切無視している。
橋下は「民意」という言葉を活発に使うが、「民意」とは「人民の意思」であり人々の何かに対する気持ちや思いを示しているんじゃないか。だが、真摯に民意を市政へ取り入れているとは思われない。逆に、人々の気持ちや思いなど「民意」を完全に無視し、ただ自分の思い通りにやろうとしている。
 
しかも議会でのチェックは公務に勤める者達が、自分の面を見て自分の思い通りにやっているか否かを確かめるという事だとしている。こんな程度の事しか求められない議会に、一体何の存在意義があるというんだ。
 
大阪だけでは無い、日本全体を完全なファシズム体制へ変えたいと思っているのではないか。その様に思えてならない。
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
とくのすけ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]