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麻生首相の時には、一寸した発言でもマスコミはしつこく報道し、そして批判を繰り返していたのではなかったのだろうか。

だが、鳩山総理となってからはどうなのだろうか。

鳩山首相語録=政権発足1週間

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092200254
 「首相に選出いただいた瞬間に、日本の歴史が変わるという身震いするような感激と、一方で大変重い責任を負った」(16日夕、就任会見で)
 「試行錯誤の中で失敗することもあろうかと思う。国民の皆さんにもご寛容を願いたい」(同)
 「だんだん(首相就任の実感が)わいてきました」(17日朝、私邸前で記者団に)
 「ここにずっといると情報過疎になりそうでね。できるだけ現場に赴く首相になりたいなと」(同日夕、首相官邸で記者団に)
 「 123年続いた事務次官会議を廃止するのは官僚たたきと思わないでほしい。官僚、特にトップの事務次官への尊敬の気持ちは変わらない」(18日昼、各省事務次官に訓示)
 「なかなか滑り出しは順調だという思いだ。あとはできるだけ早いうちに実績を積み重ねていくことだ」(同日夕、記者団に)
 「私の性格上、真っすぐな球がちゃんと受け取る方に届けばいいなと思っている」(21日、米大リーグでの始球式への抱負を語り)
(時事通信2009/09/22)

麻生首相の発言に対しては、当時の野党とマスコミはまるでつるんでいたかの様に、ほんの一寸した事でも非常に責め立てながら批判しまくっていたのではないかと思われるのだが、何故だか鳩山総理には、初回の記者会見からマスコミの対応は優しいのではないのだろうか。

最後に出した、故人権献金に対する質問に対して、非常に曖昧な答えしか出さなかったというのに何も批判の声が出なかったのではと思えるし、何よりも鳩山総理自らが「試行錯誤の中で失敗することもあろうかと思う。国民の皆さんにもご寛容を願いたい」と語った事に対しても、どこからも批判の声は出ていないのではないのか。

首相、或いは総理大臣というのは非常に重要な役職にある訳で、この者が例えどの様な試行錯誤にあろうとも失敗する事など許される筈はないはず。

にも拘らず、これから行なわれていく政策に幾らかの失敗があり、もしも我々に迷惑が掛かる事があったとしても我慢してもらいたい、とでも言いたいのだろうか。

昨年の就任会見で、もしも麻生首相が同じ様な発言を行っていれば、マスコミは激しく批判しまくっていた事は間違いないだろうな。
 

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