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鳩山政権は、かねてから「子ども手当」などの財源は、これまでの無駄な予算から必ず捻出すると宣言していた筈。
それを、一部でも地方に求めるなんて事、一寸可笑しくありませんか。
子ども手当の財源一部負担に地方の反発相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091210-OYT1T01226.htm
子ども手当の財源を巡って、政府が地方の一部負担を検討していることに対し、地方側から10日、反発の声が相次いだ。
全国知事会など地方6団体は連名で、地方負担に反対する緊急声明を発表。声明では、首相らが全額国費負担を表明していたとし、「手のひらを返すように一部を地方が負担する案は、国と地方との信頼関係を著しく損なう」などと批判している。
原口総務相に声明文を提出した全国町村会の山本文男会長(福岡県添田町長)は報道陣に「(地方に負担を求められても)事務はやらない、皆で拒否する。(政府が)自分たちで配ればいい」と語り、給付事務のボイコットも辞さない考えを示した。
全国知事会長の麻生渡・福岡県知事も同県庁での記者会見で「一方的に決められれば、極めて強い反発が起きる」と不快感を示した。
この問題では、神奈川県の松沢成文知事が「国民を裏切る重大な公約違反」として県負担分の支払いを拒絶する構えを見せているほか、埼玉県市長会も、全額国庫負担を求める緊急要望書を首相あてに送っている。
(読売新聞2009/12/10)
麻生内閣が解散されて選挙も始まる手前には、2010年から13年までの4年間の間に積もり積もった無駄を削り続ければ、70兆9000億なんて財源が手に入るんだ、と言っていたんじゃなかったのか。
先月やったばかりの事業仕分けでは、ほんの一寸の財源が出た様だが、探ればまだまだ何10兆もの財源があるんだろ。
なのに、「子ども手当」を地方に任せようなんて馬鹿げた事を考えようとするんだよ。
ふざけないでもらいたい。
そして、仙谷行政刷新担当大臣とやらが、事業仕分けの後である先月末に、所謂「埋蔵金」などと言われる特別会計から10兆円程切り出し、予算と税収の差を埋めたいと思っていたらしいのだが、可笑しくないか。
現在、内閣副大臣である大塚耕平参議院議員は、7月に下記の様に語っていたらしい、
-引用-
◆大塚耕平 民主党政調副会長・「次の内閣」財務副大臣(7月31日 日経QUICKニュースインタビュー)
(ムダづかい削減の具体策は、との問いに)
「独立行政法人(独法)は現在、約5兆円の日本国債を保有しているが債権・債務を両建てで削減すればいい。ムダな利払いが減る。独法のほか公益法人など220ある法人への国の出資金は38兆円超。法人を消滅させたり規模縮小で出資金の一部を国へ戻す。法人の整理では保有資産の売却をさせる」
(歳出に対しムダの削減が追いつかない場合は国債を発行するのか、との問いに)
「考えていない。予算の組み替えなどで対応できる。来年度の国債発行額は今年度の当初予算時の規模(36兆円程度)を上回ることはない」
(JBpress2009/08/30)
-引用-
先月の事業仕分けで、ちゃんとやってれば、沢山の財源が確保できてたんじゃないのか。なのに、この事業仕分けでは碌に大事な財源を確保するような事などせずに、後になって、「埋蔵金」から取らなきゃいけないなどと言い始める。
INDEX2009には、独占行政法人は原則廃止か民間依存となっている。
先の事業仕分けでは、一つも廃止となってない筈だし、民間依存ともなっていない筈。ちゃんとやってれば、後から取らなきゃなんて思う事無く、しっかりと取れてたんじゃないかと思うんだけどね。
いざ、政権を取ってみれば、野党の頃には激しく批判しまくっていた法人を廃止したりするのが、「危ない」と思うようになり、出来なくなってたのかな。