思い、そして感じた事をそのまま
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菅という奴は、何処までもいい加減な奴だな。どの様な事でも、自分の都合のいい様にしようとだけ、考えているんだろうから。
菅首相は8日午前の閣僚懇談会で、全国の原子力発電所を対象に実施することになったストレステスト(耐性検査)を巡る政府内の混乱について、自らの指示の遅れが原因だったとの認識を示し、陳謝した。政府は8日中に、ストレステストなど原発の安全性に関する新基準に関する統一見解をまとめる方向で調整しているが、経済界や、労働界からも首相の対応に批判が出るなど、波紋は広がっている。
菅政権では、ストレステストを原発再稼働の前提と位置づける首相と、一部の原発はテストを経ずに再稼働させたい海江田経済産業相との間で意見が対立し、「閣内不一致」の状態となっている。
8日の閣僚懇で、首相は「私自身の指示の遅れ、不十分さがあったことに責任を感じている。おわびしたい」と述べた。これに対し、中野国家公安委員長は「原発問題について、首相、経産相の発言が閣内不統一であるかのごとき印象を与えるのはよくない。枝野官房長官を中心に意思統一を図ってほしい」と要請した。首相は「官房長官を中心に(統一見解策定の)作業をやっていく」と応じた。
統一見解を巡り、枝野、海江田両氏と細野原発相は8日午前、首相官邸で協議した。
(読売新聞2011/07/08)
海江田が、「安全宣言」を基として佐賀の玄海町長と知事との会談で、玄海原発の再稼動の可能を、後一歩の所までもって行っていた。古川知事が求めていた菅との直接会談が行われていれば、実現していたんじゃないか。
だが、菅は知事との会談を拒否し、海江田が公開していた「安全宣言」を否定するかの様に突然ストレステストを行う事を指示した。それにより、呆れた事に「安全宣言」の後に改めて「安全検査」をやれ、と菅は2人の閣僚に指示した事になる。
今回の騒動を「閣内不一致」なんて事で片付け様としているみたいだが、そんな事があったのかな。
海江田経産相は決して独断で活動していたのでは無く、「安全宣言」を基とする各地域への再稼動を求める活動も、菅の承諾を得てから行なっていたんじゃないのか。何も言っていないのに、自分の意に反する活動を閣僚にされたんじゃ、菅でも堪ったもんじゃないだろう。
それ以上に堪ったもんじゃないのが、原発立地の各自治体だろう。政府は原発の安全性を強調した「安全宣言」を公開した事から、全国の原発の再稼動を求めようとしていると思わされていた。
だが、その「安全宣言」はあっという間に消滅され、ストレステストで安全性の確認を検査するとしているが、ストレステストが再稼動の条件となるか否か定かでない。原発立地の自治体は一体何を安全基準として、判断しなければならないんだろう。
もう、全ての原発が停止される事が決まってしまった感じだな。
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一寸気になり、菅内閣のマニフェストの内容などのような物だったのか確かめようと思い、検索してみれば、何故だか民主サイトから削除されている。菅のマニフェストでは、拉致問題をどの様に表現していたのかと思ったんだが。
菅直人首相は6日の衆院予算委員会で、自身の政治資金管理団体が、日本人拉致事件容疑者の長男(28)が所属する政治団体「市民の党」から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」に6250万円の政治献金をしていた問題について「事実だ」と認めた。
自民党の石原伸晃幹事長が「めざす会は、極左過激派団体により結成された『市民の党』から派生し、設立された。日本人拉致事件との関係も取り沙汰されている」と指摘した。首相は「私の政治資金の流れは全て正式に届け出をしている」と述べ、適正な献金と強調した。
めざす会には、鳩山由紀夫前首相の資金管理団体も1千万円を献金し、市民の党にも民主党議員6人の関係団体が献金。逆に、めざす会が民主党国会議員3人の関係団体に献金しており、民主党、市民の党、めざす会の密接な関係が指摘されている。
(産経新聞2011/07/07)
菅内閣のマニフェストは削除されているが、鳩山内閣のマニフェストは残されている。6消費者・人権で、53・北朝鮮の核保有を認めない、の中に「拉致問題は重大な人権侵害であり、国の責任において解決に全力を尽くす」と記してある。
北朝鮮による拉致問題は、政権を持った民主党がで解決すると訴えていなかったろうか。そして、これも民主党にとって大きなアピールの一つじゃなかったか。
だが、本当にそんな意識があったのだろうか。「政権交代をめざす市民の会」というのは、09年衆議院選挙で民主党を強く応援していて、民主とは関係深い市民団体。
そんな市民団体に拉致事件容疑者の長男がいた事を、民主の者が誰も知らなかったという事は無いだろう。菅も、その他の議員もそんな事をしっかりと認識した上で、「市民の党」、「政権交代をめざす市民の会」へ献金を行なっていたんだろうな。その目的は分からないが。
そんな市民団体に拉致事件容疑者の長男がいた事を、民主の者が誰も知らなかったという事は無いだろう。菅も、その他の議員もそんな事をしっかりと認識した上で、「市民の党」、「政権交代をめざす市民の会」へ献金を行なっていたんだろうな。その目的は分からないが。
菅内閣が発足し、一次内閣の法相に千葉景子が任命されていた事が、大きく問題視されていたな。菅も、千葉も韓国で収監されていた、日本人拉致の実行犯である辛光洙(シンガンス)死刑囚など政治犯の釈放を求める署名を1989年に行なっていた。
民主の中には、既に菅や千葉の行動を知っていた者達が多くいた事も間違いない。民主党政権に、本当に日本人拉致問題を解決しなければならない、そんな意識があったのだろうか。そうは思えない。
あれば、その容疑者との密接な関係を持とうとは思わないだろうし、そんな団体から献金を受け取るなんて事もありえない筈だ。
逆に「市民の党」などと密接な関係を持っていたという事は、北朝鮮との関係も重視していたんだろうか。だから、「外国人参政権」なんて事も活発に訴えているのだろうか。
沖縄の人々だけで無く、拉致問題の解決を強く訴えている人々の思いも、最初から裏切っていたんだろうか。何処までも信用できない政党だ。
菅内閣では、6月に原発再稼動の為にも安全性を調査し、「安全宣言」を行なっていた。その「安全宣言」を元として、海江田が定期検査中の原発の立地場所へ、再稼動を求める為に活動してたんじゃなかったろうか。
海江田万里経済産業相は6日の衆院予算委員会で、運転停止中の原発について、6月に再稼働可能との見解を示した際、菅首相に事前報告していなかったことを明らかにした。自民党の塩崎恭久氏は海江田経産相の「安全宣言」を巡り、菅首相が事前に知っていたのか追及。海江田経産相は「(報告は)事前に、ということではない」と答弁し、再稼働に向けた認識が共有されていなかったことを明らかにした。
一方、菅首相は衆院予算委で「しっかりしたストレステスト(耐性試験)を含め、国民が納得できる検討の場が必要ではないか」と述べた。
(毎日新聞2011/07/06)
原発の安全性の調査は政府によって行われ、「安全宣言」がされた。このことが明らかとされる前には、内閣のトップである総理もその内容を確認しておくべきだろう。そして、政府により宣言がされなければならない。
だが、菅はこの事を知らなかった。中継されていた、今日の予算委員会。自民の塩崎議員が質問したんだったろうか、海江田から「安全宣言」を事前報告されていたか、と。報告を受けていたんだったら、何も戸惑う事は無い。受けていた、と答弁すれば良かった。
その質問を受けた菅は、何故だか戸惑ってしまっていた。そして手持ちの資料を検索しながら、何やら1枚を選択し、「この事だろうか」などと答弁していたろうか。
そのシーンを見ていた時には、思わず笑わされてしまった。報告を受け入れていれば、記憶はある筈じゃないか。海江田が「安全宣言」を行なったのは、6月18日。僅か半月ほど前の事。
どうして、思い出せないんだろう。戸惑っているんだろう。何も聞いていなかったのか。などと思っていたら、海江田が「事前報告」はしていないと発言をするではないか。
本当に安全調査なんてやっていたんだろうか。何よりも、遂最近に海江田が「安全宣言」による原発の安全性を訴える事により、閣僚として佐賀の古川知事と会談を行い、玄海原発の再稼動の可能性を非常に高めた。
そして、古川知事は再稼動を決定するには菅との会談を求めているんじゃなかったろうか。
閣僚として行なうには、総理の承諾も当然得ていなければならなかったんじゃないのか。海江田はそれを行なっている。政府の代表として、知事と会談を行っていたんだろう。
閣僚として行なうには、総理の承諾も当然得ていなければならなかったんじゃないのか。海江田はそれを行なっている。政府の代表として、知事と会談を行っていたんだろう。
海江田の「安全宣言」を軸とした、積極的な原発の再稼動への活動を認めていたのであれば、これも何も悩む事無く会談に応じ様とすべきだと思うんだが。何故だか、それを拒否しているらしいじゃないか。
もしも古川知事と菅との会談により、玄海原発の再稼動が決定されるなら、「菅と脱原発」の繋がりのイメージが切れてしまう事になる。これを嫌っているのかもしれないが。
みんなの党の渡辺党首の時だったと思うが、エネルギー政策の質問を行なった。それに対し、菅の答弁は、将来は再生稼動エネルギーなどを基幹に加え、火力や原子エネルギーを減少させて行きたいと語っていたが、決して原発の廃止などとは一言も語ってはいなかった。
社会に「脱原発」の意識を拡大させている感じだが、菅の意識には「脱原発」なんて有るわけないよな。
2日前に岩手、宮城と訪れ、県知事との会談で暴言を吐いてしまった松本。昨日は、最初は「問題ない」としていたが、午後になるとどの様に意識が変化したのか、自ら会見を開き、被災者に対する謝罪を一応行なっている。
だが、この時には言葉を訂正するような事は発言は一切なかったろうし、辞任は否定し続行すると発言していた。
だが、今日になると自ら菅へ辞意を伝える。菅は、一応慰留したらしいが、受理する。そして、松本は内閣府で会見を行なう。
その場では、「いい経験をさせてもらった」、「被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めた事を本当にお詫び申し上げたい。言葉が足りなかったり、荒かったりした不適切だった」などと発言しているらしい。
復興担当相に就任してから、僅か9日での退任会見。就任してから、退任するまでにどの様にいい経験をしたのだろうか。
就任当初の会見では、「人一倍寄り添うつもり」といった発言をしていたかもしれないが、本当にその様な意思があったのだろうか。であれば、知事との会談でも、あの様な発言は起こらなかったのでは無いか、と思うのだが。
就任当初の会見では、「人一倍寄り添うつもり」といった発言をしていたかもしれないが、本当にその様な意思があったのだろうか。であれば、知事との会談でも、あの様な発言は起こらなかったのでは無いか、と思うのだが。
人一倍寄り添う。この言葉の意味って、これまで以上に復旧・復興を行えるようにしたい、という事じゃないかと思えるが。
それを実行していくには、自治体と共同していくといった意識もしっかりと持たなきゃならないだろうし、何よりも政府から復興担当を任された自分が、トップに立ち、政府と自治体の合間の意思の流通などもスムースに行なえる様にしていかなければならなかった。
これまでの復旧・復興に関しては、間違いなく政府よりも被災地の自治体の方が積極的に知恵を出し、懸命に行なおうとしている。
その復旧・復興を少しでも早く進めたいと思うからこそ、政府にも早く協力してもらいたい、復旧・復興の政策に取組んでもらいたいと強く訴えていた。
その復旧・復興を少しでも早く進めたいと思うからこそ、政府にも早く協力してもらいたい、復旧・復興の政策に取組んでもらいたいと強く訴えていた。
そういった事を無視していたのが、政府である菅内閣。この内閣で防災担当相を任務していたのが松本。
被災地がどういった思いでいたのか、それぞれがどの様な知恵を出し、自ら懸命に行なっていたのか。一応知っていた筈だ。
被災地がどういった思いでいたのか、それぞれがどの様な知恵を出し、自ら懸命に行なっていたのか。一応知っていた筈だ。
にも拘らず、「知恵を出さない奴は助けない」と発言する。それは逆だろ。出せと言う知恵を全く出そうとしなかったのが、政府じゃなかったのか。だから、震災対応という事が非常に遅くなってしまっている。
自分達がやって来なかった責任を無視し、自治体に求める。これも責任転嫁となるんじゃないのか。馬鹿馬鹿しい事など言って貰いたくは無い。
辞任の理由を問われると、「個人的な理由だから話せない」こういった冗談も止めて貰いたい。大きな責務を任された閣僚が、単なる「個人的な理由」などで辞めるなんて、言い訳は認められる事じゃないだろう。
どういった理由があろうと、ちゃんと説明する責任が有る筈だ。
どういった理由があろうと、ちゃんと説明する責任が有る筈だ。
どうして、それを行おうとしない。まして、マスコミはそんな松本を責めようとはしない。
特にテレビメディアなんかでは、松本に関して何だか擁護しようとしている感じがしないでもない。松本は国会では評判が良かった。性格が番長の様で、親しくなった者には激しい口調となる事もある。
また、会談の内容を色々と穿り出し、発言にはいい部分もあったんじゃないか。だが、今回の発言もあり問題となった。
テレビ番組に出演している、コメンテーターなどからは責め切ろうとする口調などが無い。何故なんだ。過去には、政府の者が一寸でも問題が見られれば、大きく取り上げ、激しく責める事が当たり前となっていた。
責めまくる事により、閣僚を退任させる。或いは、自殺にまで追い込んだ事もあったんじゃないか。なのに、たった9日を何もせずに、自分勝手に発言をしまくり、寄り添うどころか、それを完全に避けていたとしか思えない松本復興担当相。
自分に任された責務を全く無視した、非常に無責任な閣僚だった事は間違いだろう。何も擁護する必要など無い筈だ。
テレビメディアも過去の様に、徹底的に責めまくらなければならないんじゃないのか。だが、そんな意識など全く無いんだよな。
テレビメディアも過去の様に、徹底的に責めまくらなければならないんじゃないのか。だが、そんな意識など全く無いんだよな。
テレビメディアは都合よく変化するものだ。
松本は会見の前に行なわれた、菅との会談の後の記者団の質問で「相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取組んでほしい」と発言している。
与野党が嫌いと言うなら、何よりも民主党を出ればいいじゃないか。どうして出ないんだ。与野党が嫌いというのも、口だけなのか。まして、「心を合わせて復興に取組んでほしい」と言っているが、それを無視していい加減な行動を取り、あっという間に復興担当相を辞任したんじゃなかったのか。
本当に「心を合わせて復興に取組まなければならない」と意識があったなら、与野党だけでは無い、被災地とも「心を合わせて取組まなければならない」と強く意識していなければならなかった筈。
だが、そういった意識も無かったから、2県の知事との会談では「心を合わせる」のでは無く、それを拒否する行為を意図的に行った。
復旧・復興にどれだけの思いを持って取組んでいたのか、取組んで行こうと思っていたのか、強く疑問に思えてならない。
岩手と宮城の知事の会談で、これまでの菅内閣が何をやってきていたのか、松本が正直に語ったのかもしれないな。
松本龍復興担当相は3日、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県を訪ね、両県知事と会談した。前日の福島県に続く就任後初めての被災地訪問だが、被災者の感情を逆なでしかねない発言を連発した。週明けの国会で野党が追及する可能性もある。
最初に訪れた岩手県庁の玄関前では、衛藤征士郎・衆院副議長からもらったというサッカーボールを持ち出し、「キックオフだ」と達増拓也知事に蹴り込んだが、達増氏は取り損ねた。
会談では、仮設住宅の要望をしようとする達増知事の言葉を遮り、「本当は仮設はあなた方の仕事だ」と指摘。仮設住宅での孤独死対策などの国の施策を挙げ、「国は進んだことをやっている。(被災自治体は)そこに追いついてこないといけない。知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と述べた。また、「九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか分からない」と冗談めかして話した。
午後に訪問した宮城県庁では、応接室に後から入ってきた村井嘉浩知事に「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」と語った。被災した漁港を集約するという県独自の計画に対しては「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」などと厳しい口調で注文をつけた。
松本氏は防災相から引き続き震災対応に当たることもあって村井氏は面会後、記者団に「地元のことをよく分かっている方が大臣に就任して喜んでいます」と述べた。しかし、ある県幹部は「被災地に来て、あの言動はない」と憤っていた。
(朝日新聞2011/07/04)
復興庁なんてのは、何の為に作られたんだ。復興基本法案が6月20日に成立した時に、創立されたような物。担当相の選択は、数日も遅くなっていたが。
3月の時点で、枝野官房長官は、
-引用-
菅政権は東日本大震災をめぐる未曽有の被害からの復興を目指し、複数省庁にまたがる復興政策を統括する「復興庁」(仮称)を創設する検討に入った。被災地のニーズを幅広く効率的に吸い上げ、政府主導で大規模な復興計画を打ち出す狙いがある。
-引用-
と、発言している。また、復興基本法の第4章に「復興庁の設置に関する基本方針」がある。
その3に、「復興庁は、主体的かつ一体的に行うべき東日本大震災からの復興に関する国の施策に関し、次に掲げる事務をつかさどるものとし、当該事務の効率的かつ円滑な遂行が確保されるよう編成するものとする」とされている。
そして、3には3つの項目があり、その一つに「東日本大震災からの復興に関する施策の企画及び立案並びに総合調整に関する事務」が義務付けられている。
復興庁は独自で大震災による被災地の復興を行うのでは無く、地元自治体との協力に基づき行なわなければならないとなっている筈だ。要するに国と地方は一体となり、対策を行なっていかなければならない。
また、松本は、主体は自治体と発言しているが、そうでは無い。
復興の主体は復興庁であり、一刻での早く進める為に創立されたんじゃないのか。そして、主体として被災地全体を一括して、これまでに大きく遅れていた復旧・復興を進ませていかなければならない。
松本は、岩手の県知事との会談で呆れた発言をしている。「知恵を出すところは助け、出さないとこは助けない」と。被災地がどういった事をして欲しいのか、国に伝えろ。そしたら助けてやる。そんな事しなきゃ、助けるなんて事は一切しない、といった事らしいんだが。
大震災が発生してから、もう4ヵ月近くも経っている。いまさら、被災地からどのような要望があるかなど、国からは一切問う必要など無い筈だ。何より、これまでの復旧・復興に関しては国では無い、地元が真剣にそして必死になって行ってきていたんだろう。そして、早く協力する事を強く訴えてきていた。
地元自治体には十分な予算など無い。公務員も多く失っている。自治体だけでは、あの大震災による被害からの復旧に対応しきれる訳が無い。
だから、国に対し一刻も早い対応をして欲しいと、何度も訴えていたんじゃないのか。前環境相・内閣府特命担当大臣防災担当も兼務してただろう。
だから、国に対し一刻も早い対応をして欲しいと、何度も訴えていたんじゃないのか。前環境相・内閣府特命担当大臣防災担当も兼務してただろう。
被災地が国に対し、どういった事を要求しているかなんて事は、当の昔からしっかりと分かってなければ可笑しな話じゃないのか。防災担当相なんて兼務してた奴が、一体何を言っているんだ。
更に仮設住宅の建設は自治体の責任だと言い切る。そして、仮設住宅での孤独死に関し、国は進んだ事をやっている。自治体はそれに追い付いてこなければならない、などと言い放つ。だが松本は防災担当相も兼務してた。災害対策基本法の事も、自分達なんかよりも詳しく理解している筈だ。
これにより、当たり前の事だろうが、国も災害復旧・復興にはしっかりと対応しなければならない事が決められているだろう。だから、これまで国交省などが被災地へ仮設住宅の建設を責務として行ってきていたんじゃないのか。
何故、今になって「被災地の仕事」なんだと言い放つんだ。被災地には、そういった事を行なう予算などないからこそ、国が政府が主体となり災害復旧・復興への責務を持って対応しなければならない。
そういった意識も持ってなかったのか、この復興担当相は。
それだけでは無い、国がちゃんとした対応をしないからこそ、仮設住宅での「孤独死」なんてのが多く発生しているんだろう。仮設住宅は建てたとしても、生活の為の支援など一切無い。自ら買い物に出かけようとしても、近くにコンビニも有りはしない。
老体や障害者などには、買い物だけでも過激な重労働。更に、仮設に入る事により人とのコミュニケーションが取れなくなってしまい、精神面でも厳しい生活が強いられてしまっている。これに関して、地方自治体は対策を行なっているらしい。
松本は、国は行っているが自治体の対応は遅いと批判する。では、どの様に進んだ施策を行なって、「孤独死」へ対応してきているというんだ。菅内閣よりも、被災地である地方自治体の方が、懸命な活動をしていると思えてならないが。
自分は九州の者では無いが、松本の発言を聞いた九州の人々はどの様に感じたのだろうか。自分は九州の出身だから、東北の市がどの県にあるのか分からん。
ふざけるな、としか言い様がない。九州出身だろうが無かろうが関係無い。これまで、環境相・防災担当相を兼務し、東北大震災に対する震災対応を一応任されていた筈だ。そんな奴が知らない訳が無いだろう。
ましてや、国会で職務を行う国会議員だろ。それだけで、東日本大震災なんて事が発生すれば、東北で大きな被災を被った県はどこか、それぞれの県に幾つの市町村は何があるか、即刻に意識し把握する事じゃないのかよ。
被災地の復興には自分は興味が無い、やる気が無いんだと言い切ったもんだよな。
今日になると、やはり昨日の発言に関し、各紙から問われていた様だが、
松本復興相は4日昼、自らの発言について、「私は(問題)なかったと思う」と述べた。また、菅首相から求められれば、発言の真意を首相に説明する考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
この中で、松本氏は3日に会談した村井嘉浩宮城県知事が遅れて部屋に入ってきたことに対し、「お客さんが来るときは自分が入ってから呼べ」と発言したことについて、「呼ばれて入ったら、3、4分出てこなかったから怒った。九州の人間はお客さんが来るときは本人が(先に部屋の中に)いる。(知事は)長幼の序をわきまえた方が(いい)」と説明した。
(読売新聞2011/07/04)
更に、枝野が松本の発言に関し、午前の会見で下記の様にも語っている、
枝野幸男官房長官は4日午前の記者会見で、松本龍震災復興担当相が宮城県の村井嘉浩知事らに対し「県で意見集約をしなかったら、こっちも何もしない」などと突き放す発言をしたことについて「松本氏は被災者の思いを最も強く受け止めている。復旧復興の加速に対する強い責任感と使命感を持っている」と述べた。
その上で、「松本氏の責任と使命感で発言した。私からあえて確認をするような性格のものではないだろう」と語り、松本氏に事情を聴かない考えを示した。
(産経新聞2011/07/04)
松本に関する質問が始まったのは、7分中頃からだったが、最初は擁護する様な発言も行っていたが、コメントは控えると逃げ口上も行なっていた。11分過ぎとなった時に、「松本氏は被災者の思いを最も強く受け止めている。復旧復興の加速に対する強い責任感と使命感を持っている」といった発言を行なっている。
あんな奴の何処に、強い責任感と使命感が有るというんだ。逆だろう。菅と同じだ。復興担当相として、何もやる気が無い。被災地の復旧・復興に関し何も望んじゃいない。完全な無視じゃないか。
でも無ければ、復興担当相を任された者があの様な、ふざけすぎた発言をやる訳が無い。あいつは、民主・自民・公明が嫌だとか言ってたよな。国会議員やってる事も嫌なんだろ。自ら復興担当相など辞任し、と同時に国会からもさっさと消えてもらいたい。
また、政権交代前だと政権が一寸した事をやっただけでも激しく批判しまくっていたワイドショー番組の一つ「とくダネ」とやらも、一寸捉えていたみたいで、小倉達が激しく批判するんじゃなく、軽く発言している。大きな違いを感じさせられる。